2005/09/10

石山城 プロフィール

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石山城  ISHIYAMA Joe

川崎市在住。福島県福島市出身。
メディアコンサルタント、マーケティングプランナー、テレビ番組やイベントやウェブなどのプロデュース各種、著述業。


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福島大学経済学部在学中、同地区初の異業種交流会【Fuzzy Club】を設立する。そこで数々のイベントの企画と運営に携わり仕掛け側の面白さを覚える。

その後上京し(株)ぴあ総合研究所で、マーケティング、コミュニケーション等、プラニングの基礎を学び独立。

主に、大手広告代理店や国連環境NGOなどにおいてのコミュニケーション戦略に関わる(代表作として、環境大臣賞を獲得した【環境カレンダー】などがある)


99年から、若者文化を独自の斬り口で分析した著書【Bible X(バイブルエックス) 〜裏原宿完全ガイド〜】(夏目書房)の初著書を皮切りに作家としての活動や、インターネット博覧会(通称:インパク)での東京電力サイトなどのウェブサイトプロデュース、BS朝日における【Hello Naighbors】などのテレビ番組など、プロデュース業も開始する。


現在、業種や業界を問わず【コミュニケーションに関わるコンサルタント及びプランナー】として広告代理店や制作プロダクションと関わる傍ら、2004年度から東アジアの主要都市(上海、北京、香港、ソウル、シンガポール、台北など)に活動拠点を広げ、ビジネスコーディネーティングと各種プロデュース活動に携わり、東京を中心にアジアに飛び回る日々を過ごしている。

2005/09/09

楽しくなければ仕事じゃない。 〜働くすべての人へ〜

 こと企画っていうことに限定すれば、「PLAN(企画して).DO(やってみて).SEE(見る)」とか、「いやいや、DO.SEE.PLANだよ」とか、「なにより大事なのはAIDMA(Attention(注意) Interest(関心)Desire(欲求)Memory(記憶)Action(行動))だよ」とかとか…、巷には企画にまつわる本や話がたくさんある。


 もしこれから「企画」に携わろうと思っている人がいたら、 現状、いわゆる企画することを商売にしているボクから見ても、まったくもってどれを読んで良いものやら分からないだろうなぁ…とときどき思う。


 具体的な企画書の「書き方」や企画することに対する「考え方」や「捉え方」というのは、ボクのサイトとパートナーシップサイトにしてもらっているわきさんのところ(が一番参考になるとボクは思う)や、本屋のビジネス・ノウハウコーナーにある出版物に任せておくことにして(笑)

 ボクは、ボクの一番のモットーとしていて、ボクのホームページのコンセプトになっている「Learn pleasure and Open innovation.〜楽しくなければ仕事じゃない〜」という切り口で書いてみたい。


 まずは、広告業界にかかわらず、そして、日本の大部分を占める中小企業に働いている方であっても、個人事業主の方であっても、いや、大袈裟に言えば「いち個人」であっても、まず始めに「『企画!』と大袈裟に、大上段に構えることをやめる」ことから提唱してみたい。

 そう、一番大切なのは「大袈裟に難しく考えること」ではなく、「どうすれば、気持ちよくなれるか?」を大前提として考え始めてみたいのだ。

 で、気持ちよくなることを望むのは、個人も大企業の方も変わらないんじゃないか、っていうロジックで提唱しているのが、ボクのコンサルティングのメインモットーなのだ。>Learn pleasureの意味。


そして、それはイコール、ちゃんとロジカルに(ものごとを立体構造的に)考える思考回路を持ち、捉える…ことができるかどうかってことがとても関係がある。簡単に言えば、風が吹けばなぜ桶屋が儲かるのかを考えるかどうかってこと。

 そして、言葉遊びに聞こえちゃうかも知れないけれど、「ボクら人間はどうなれば一番気持ちよいのか?」っていうことを考えれば、 本当は快楽の価値観なんて人によって違うから、厳密に言えば「どういう状態が心地よくないか?」という理由を削除していく作業=心地よいんじゃないか?という可能性が最も高い状態、と捉えることが、まず大事ではないか、と。




 話が長くなりそうだからぐ〜〜〜〜と省く。


 このあたりは価値観が絡む話なので、強引だが、そういうもんだ、と思って読み進めていただきたい。



 で、企画を進める上でも、仕事をする上でも、どういう状況が一番心地よくないか?ということをボクなりに検証してみると、「「不毛な作業=意味を見つけられない=これをやり遂げたらどんな楽しみが待っているのか?」ってことや、「いつが終わりで、なにを目的としているのかが見えない」こととか…、 いろいろ考えられると思うんです。


 で、改めて、大上段じゃなく「企画する」っていうことを考えると、それは「企てること」「計画すること」「予定すること」とか、(調べてないけれど)そういう意味なんだと思うのよ。ということは、企画とは、




・「WHEN(いつ、いつからいつまで…)」
・「WHERE(どこで、どこからどこまで…)
・「WHAT(なにを…)」
・「WHO(誰が、誰に、誰と…)」
・「HOW(どうする、どんなふうに…)」


・・・・したいのか?っていうことを、あらかじめ計画すること。


 そして、

・「WHAT FOR」それを計画するのは何故なのか?=意義と目的、課題の整理
・「BACK GROUND、INTRODUCTION、(どういう状況だから)」
・「MERIT(具体的どう嬉しい結果になるのか?)」


そしてそして肝心なのが、

・「HOW MUCH(いくらかかるの?)」

ということを整理して、提案することだ。


 これが、外資だとすると、順番は「なにしたいの?」「いくらかかるの?」っていうことから始まったりするから、日本語は最後まで聞かなきゃわからないけど、英語は主語と述語があって、説明・・・という流れと似ている。

 まぁ、いいや。


 ちょっと難しく考えそうになったらこう考えるといいと思う。

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 例文:「明日、昼ご飯をごちそうになりに、うちの家族全員で、親戚のおじさんの家に、車で、高速を使って、行く予定である」


 その為には、おじさんの家まではちょっと距離があるし、明日早々に出かけなきゃいけないので「今日中にガソリンを入れておいた方がいいし、タイヤの空気圧だって確認しといた方がいいナ」っていうこととか、「明日の天気を調べておこう」とか、「家族全員のスケジュールをもう一度聞いておこう。息子は試験休みのハズだ」とか、「おじさんちに急用はないか、今日の夜にもう一度確認で電話しておこう」とか、「ごちそうだけになるのは申し訳ないから、手みやげを用意していこう」とか・・・・こういうことを考えることをロジカルシンキング…というと大袈裟だけど、あることを発端に周囲を考えて組み立てていくことが、企画だけじゃなくて、仕事全体にも、そして、個々人にも一番求められている思考回路なんだと思う。



 そう、特別なことじゃないんですってこと。


 で、こういうことを一般的には「気が付く」とか「配慮する」とかに属する思考回路なんだと思うけど、それを、「新しいコトを起こそうとするときに、事前に計画・予定すること」、イコール、それが「企画」の、そもそも論なんだと思うのだ。


 だから、専門的に言ったら、やろうとしていることは業界でいうところの「〜〜〜〜のシェアを、〜〜〜〜のプランで攻める、マーケティング的な裏付けは〜〜〜〜で、、、、」なんて言い始めるとキリがないんだけれど、肝心なのは、場当たり的でなくちゃんと計画性を持ってコトにあたる、、、こと。


 それが、先行き不安なこんな時代だから、一番ボクらが求めている、であるからこそ、企画とかマーケティングとか、コンサルティングなんていう言葉がある意味流行しているのであって、「まずは、こういう考え方を持つ」ということがナニヨリも大事なんじゃないか、と思った次第。


 で、あらためて問いたい。


今、その企画はいつやるの?

どこでだれがやるの?

いくらかかるの?

どんなことをするの?

どんないいことがあるの?などなど・・・ね。


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※番外編:・・そう考えるクセがつき始めると本当に忙しくて大変でR。

・今回の北朝鮮訪問は正しかったのか?
・誰が得をして誰が損をしたのか?>
・6月予定だったのに、なぜ、小泉さんは今行ったのか?とか、
・このCMは面白いのか?誰に向けたCMなんだ?とか、
・この製品は何故売れてるのか?なにが新しかったのか?とか、
・ペ・ヨンジュンはなぜ日本でウケたのか?とか、、

ホント、キリがないので、ほどほどにしないと、、


円形脱毛症になりますよ>また、なったみたいです。ボク。 では、今日はこの辺で。

石山城ブログ / ISHIYAMA Joe's Official Blog